昔あった西条の名店の中で噂には聞くが行った事が
ない所があります。
1つは天ぷらうどんの天ぷらが独特で溶けるような
味わいで人気だった「天久」。広島銀行の向かいで
今の「ごかく」の所にありました。
まだ中学の時、友達から「天久の大将が作る天ぷら
は作り方を聞いても誰にも絶対教えてくれんらしい
よ」という伝説を聞いて行ってみたかったんですが
結局行けずじまいで天久も閉店してしまいました。
もう1つは、おでんが有名だった「赤丹」。
紺屋町の大屋レストの並びにありました。
「おでんを勝手に取りよったら、その手をパシンと
叩かれ、勝手に取るな、と大将に怒られる」など
赤丹の伝説については親父世代が喉をほった様に
語ってくれます。その赤丹も今はありません。
先日の日曜日、松山で昼間少し時間があったので
市駅前でちょっと一杯飲める所を探してると、
ビビッと電撃が走りました。
「名物おでん赤丹」。
西条の赤丹と何か関係あるのだろうか?
吸い寄せられるように店内へ。
たぶん90近いおばあちゃんが息子さん夫婦と店を
切り盛りされてて、かなりの老舗です。
西条の赤丹とは関係ないそうです^^;
おばあちゃんが「里芋いるで?イイダコ出来たよ」
と、どんどん取ってくれて、昭和の香りが残る素敵
なお店でした。おばあちゃん、また行くけんね。
そして西条の飲み屋街にあの店が帰ってきました。
やさしさ紙芝居で帰ってきた北野先生のように。
養老乃瀧西条店が閉店してから、西条の飲み屋街は
少し寂しくなりましたが、メニューも増え、より
グレードアップした、新しい養老乃瀧西条店として
帰ってきてくれました。
早速昨日、役員会の懇親会で行きました。
また西条に元気と活力が戻ってきました。