タイ料理攻めによりお尻関係が熱い加藤です。
昨日はタイ視察の本当の目的とも言える企業視察に
お伺いしました。
道中見かけたタイの「はなやま」。看板のタイ語は
たぶん「その後調子はいかがですか?」です。
訪問先は、西条YEG WORLD委員会メンバーで志賀
商店の原君が社長さんと知り合いで繋いでくれた、
「株式会社STG」。現在静岡を始め、タイ・中国に
工場を構えるマグネシウムの1次2次加工を手掛ける
大阪が本社の中堅の製造業です
マグネシウムは形に出来る鉱物原材料の中で一番比
重が軽く、プラスチックなどと違い、熱を外部に逃
す特性を持ち、軽さと強度のバランスが優れている
という事で、このタイ工場では一眼レフカメラの
ボディや車のヘッドライトの部品の一部などを製造
入しています。
もともと、「TOSEI」というマグネシウムの1次加工
会社が9年前、民事再生法を適用し、スポンサーと
して名乗りを上げた「サンキブラスト」というマグ
ネシウム2次加工会社に統合され、現在の株式会社
STGとなったそうです。
タイ工場はこの森田専務を始め常駐の日本人5名で
160名のタイ人を雇用し、マグネシウムの精製加工業
務に当たっています。タイで営業から労務管理、
経理まで統括している森田さんのタイ人あるあるが
面白過ぎてみんな前のめりで話を聞いていました。
タイ工場では65%が女性で、女性は出産すると祖父
母に子供を預けて単身働くほどの働き者で、逆に男
性は責任感に欠けていてアカン男が多いそうです。
ほとんどが日給330パーツ(約1000円)で働いてい
て、ここしか働ける場所が無い人ばかりだそうです。
タイ人の特徴で、求人も募集しなくても30人くらい
すぐ集まり、すぐ辞めていくそうです。
その中でもマグネシウム製品の手作業での工程など
を身につけた女性を中心に150名ほどがずっと辞めず
にSTGタイ工場の屋台骨を支えています。
現在は高級カメラのフレームが主力ですが、今後は
自動車部品へのシフトを目指していくそうです。
タイに進出した中小企業の生の声をお聞きして、
タイという国を少し理解できた気がしました。
タイの経済について学び午後からは歴史と文化を
学びに行きましたがそちらは明日ご報告します。