中小企業の中で 5年後に存続している企業の割合は
14.8%とされています。
これが10年後になると6.3%になり、さらに20年後は
0.4%、30年後は0.021%とかなりの勢いで減少して
いきます。
そんな中、当社は、先代の父親が独立開業してから
今年で創業から55年目を迎えます。
看板業は特殊な職人仕事で、業界売上はさほど高く
はないのですが、その分利益率が高い職種です。
つまりは手作りの割合が非常に高い。
つまりは職人の知識と技術が求められます。
今日は、4月開業予定の歯科医院で、ステンレス製の
ロードサインがあり、どの様に製作するか職人さん
に相談していました。
↑こんなやつね。
職人さんが以前勤めてたセーラー工芸社で手掛けた
実例を何軒か見に行き、設計、構造など、アドバイ
スをもらいました。
パーツの一部は県外から仕入れますが、後はハンド
メイドです。
だから利益率も高い分、責任も大きくなります。
誤差は1㎜も許されないプレッシャー。
それでも経験者に太鼓判を押してもらうと、どこか
安心出来ます。
毎回オリジナルで看板を作り、
その仕様に全く同じ物はほとんどなく、毎回違う。
毎回新しい挑戦をするからこそ、
知識と経験がモノを言う商売。
それが看板屋さんです。
父が55年間続けてきた、この道。
外れる事なく私も辿って行きたいと思っています。