中学生の時、小遣いも少し上がり、ワンランク上の
選択肢が眼下に広がっていた。
十円二十円の駄菓子から近所のパン屋で肉まんに。
古本屋で漫画、何ならファミコンカセットまで。
You&iやペニーレインでレコードやCDを借り、
元気が出るビデオ、TSUTAYA、ゲオで会員証を作り
私たちは自由に満ち溢れていた。
新玉通りにビデオを視聴出来る個室ビデオ店があり
男女数人の同級生で行った。
今思うとあまり風紀正しき場所ではないのだが、
興味本位で。
みんな同じ部屋に入り「何を見る?」って話になり
当時コテコテの原田知世ファンだった私の「時をか
ける少女」という声は女子たちに封殺され「13日の
金曜日」をきゃーきゃー言いながら見た。
その中に好きな女子がいた気がする。
眩しすぎて真っ直ぐに見れなかった。
今日のレインボーのネタを見て、その時の事を思い
出した。
ピュアだったんだね。