「三角大福中」
佐藤栄作内閣総理大臣・自由民主党総裁の後継の座を、自民党の実力者である三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の5人が争ったことから、各人の名前の1文字を取って表した言葉。
佐藤退陣後の1972年以降は、三角大福中の5人の派閥領袖が中心となって、日本の政界が動いていくことになった。
色んな人が自分に都合の良いビジョンを掲げ、
誰かを担ぎ上げて戦おうとすると、
それに反する勢力が出てくる。
昭和の時代、嫌というほど聞いた派閥の覇権争い。
あまり巻き込まれたくない現象だ。
組織を良い方向に導くには、リーダーが先頭に立ち
仲間との信頼関係を構築すること、そして、
時流に合ったビジョンを示すことが必要不可欠だ。
至ってシンプルに見えて、
ものすごく難しい。
それでも川の流れが止まり、
組織という名の水が澱まないよう、
皆で考えて欲しい。
まだ、組織への愛が残っているのなら。