あのこは花火をうちあげて
この日がきたのを祝ってる
冬の花火は強すぎて
僕らの身体はくだけちる
ブーゲンビリアの木の下で
僕はあのこを探すけど
月の光にじゃまされて
あのこのカケラはみつからない
1990年にリリースされ、バンドブームと言う社会現
象を象徴する存在だった、たまの「さよなら人類」
の一節。
思えば、この頃から日本の音楽シーンは大きく動き
出したような気がする。
バブル絶頂期に世界を憂うコトバをコミカルな曲調
に込めて投げかけた「たま」という天才。
そろそろ、音楽界にエポックメイキング的な存在が
現れ、新たな「しるし」を残していきそうな気がし
てならない。