カトーのオモロいブログ

カトちゃんです。本業は看板屋です。ありのままの自分をさらけ出したいと思います。

どんなときも

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応援に来てくれてた西条YEGメンバーを見て、少し

元気をもらったが、21キロあたりで太腿に違和感を

感じてから、少し走るのが怖くなっていた。

 

このままではいずれ脚が止まる。

 

「どないしよ!」

 

そう思った時、歩道に個人のボランティアでエアー

サロンパスをかけてくれる、神のようなおいさんが

現れた。

 

藁にもすがる思いで「おいちゃん僕にもかけてん」

とスプレーを脚全体にふってもらった。

 

するとなんと脚が復活した!

 

エアーサロンパス無双!

 

その後は、文ちゃんから言われてた「エイドを全部

摂る」事に加えて、給水所に併設されていた救護所

エアーサロンパスを毎回浴びまくって脚の痛みを

何とか凌いでいた。

 

しかしこの高知龍馬マラソン。やはり後半に魔物が

棲んでいた。

 

浦戸大橋以降は海沿いを土佐市まで延々と走り、

橋やトンネル、その他諸々、ほとんどアップダウン

の繰り返し。

 

しかも雨で大しけの太平洋からの海風が疲弊した脚

に追い討ちをかける過酷な環境。

 

海沿いのガードレールに寄りかかり、脚を伸ばした

り倒れ込むランナーも多数いた。

 

それよりも何よりも1番メンタルを削がれたのが、

折り返し地点問題。

 

25キロを過ぎても中々折り返しで帰ってくる選手と

すれ違わない。

 

何故だ?

 

一抹の不安を感じ始めていた26キロ地点あたりで、

ようやく選手とすれ違い始めた。

 

そして反対車線のキロ表示の看板を見つけたが、

そのキロ表示が少しほっとしかけた私のメンタルを

深くえぐった。

 

「37キロ!ウ・ソ・ダ・ロ!」

 

人目をはばからず、思わず声を上げてしまった。

 

あと11キロもある。

 

っつー事は、折り返し地点は32キロ!

 

まだ6キロもあるんかい!

 

この折り返しまでの道のりが本当に長かった。

 

低体温症で救急車で運ばれるランナーを横目に、

何とかかんとか折り返しを過ぎると、あと10キロ。

 

ようやくゴールが見えてきた。

 

が!

 

38キロ過ぎでゴールがある春野運動公園に向かって

左折すると、そこからはエンドレス上り。。。

 

ツライ!って言葉しか出てこない。

 

「あとちょっと、頑張って!」

 

地元の方が沿道で声援をくれるも足が前に出ない。

 

41キロ過ぎ、最後の地獄の上り坂。

 

スローモーションかっ!

 

と思えるくらい歩く様なペースで足掻いていると、

 

隣の品の良い熟女ランナーが「トラックに入ったら

走ってくださいね!」と耳元で優しく囁いた。

 

オッ!

 

元気が出た!

 

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トラックに入り、「頑張ってください。5時間25分切

れますよー」とのアナウンスに触発され、全力でゴ

ールまで駆け抜けた。

 

甲慎君、硫太、応援とゴール動画ありがとう!

 

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テーピング固定してれた野口純。おかげで最後まで

膝と足首が痛くなる事が無かった。まさにネ申。

 

色々アドバイスをくれた文ちゃん。

 

前の晩意味不明の応援ラインをくれた花山アオイ。

 

みんなから勇気と元気をもらった。

 

マジ感謝!


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「マラソン怖え」と心底感じた初マラソン

みんなのおかげで無事完走!