昔から不定期によく見る夢がある。
大人になったのにまだ高校に通っている夢。
って言うか、多分高校の課程を履修できず、社会人に
なったにもかかわらず、再び高校に入り直したという
設定。
でも、やはり社会人になると何かと忙しく、高校に
中々通えず。
行かなければ、
勉強しなければ、
そう自分を追い込む夢。
一昨日見た夢は、高校に行かなきゃ、と思い、制服
を着ようとするとウエストがキツくて入らず。
どうしよって焦ってたら目が覚めた。
何で高校？
高校時代が1番中途半端だった。
大学に行って欲しい親の期待と、
親の後を継ぐ決意を固めていたから、全く行く気が
なかった自分。
彼女も出来ず、
って言うか、告白すら出来ず、
何やらコンプレックスに悩みながら、
見えない未来を見ていた。
満喫しきれなかった高校生活を後悔しているのか。
忘れ物をしてきたのか。
未だに解けない謎が夢の中に存在する。
父が2泊3日の投薬治療を終え退院した。
倦怠感が強く、体がキツいそうだ。
腎臓と骨髄に負担がかかる薬らしく、これまで経験
したことのない副作用としばらく向き合わなければ
ならない。
退院して、すぐに作業場に顔を出した。
仕事の様子が気になっていたのだろう。
「そこは心配せずにゆっくりと休んで」と伝えた。
投薬治療は今後週1回の通院で2ヶ月間、何とか気力
を保ち続けて欲しいと思う。
2週間前、母も自転車で転倒して腰を圧迫骨折した。
両親がこの様な状態になり、心配から頻繁に様子を
見に行ったり、会話も必然的に増えた。
兄弟の会話も増えた。
久しぶりに家族が戻ってきた気分になった。
母が「お父さんと仕事場の前で写真撮ってや。お父
さんがハゲたらいかんけん」
この化学療法は毛が抜ける副作用は無いって先生か
ら説明を受けたはずだが、毛が抜ける事に対しての
警戒が半端ない。
まだ、笑い話の範疇でいる事は良い事だ。
今朝、母方の今治（朝倉）の伯母さんが急逝したと
連絡を受けた。まだ80代前半。
母のお兄さんの奥さん、血は繋がってないが、本家
に嫁いでいて、小さい頃から祖母を尋ねると、明る
く迎え、もてなしてくれた。
明るいと言うか、底抜けに明るかった。
若い頃から今治カントリーでキャディとして勤めて
いた伯母さんは、私がゴルフを始めて、今カンに行
くたびに「まーぼ、球あるんか？ホイ、やろ！」
と言ってナイロン袋一杯のゴルフボールをくれた。
今カンに行くたび毎回だ。
随分と貰った球が増えて、親父とシェアして使って
いた。
「お父さん、ゴルフしよるか？今度伯母さんと回ろ
うや」
伯母さんもキャディ同士で定期的に回っていたらし
く、私はいつか一緒に回りたいと思っていた。
伯母は80歳でキャディを辞めた。
そしてコロナ禍で会う機会も無くなり、そして突然
の別れだ。
こんなんやったら早よ一緒に回っとったらよかっ
た。
気がつけば伯母さんがくれたゴルフボールをアプロ
ーチ練習用に使っていた。
もう何万球も打った。
これからは、伯母さんの底抜けに明るい笑い声を思
い出しながら、もっともっと上手になるよう、1球
1球大事に打とわい。
どうぞ安らかに。
