娘がいなくなった事を実感した初めての夜、あれから
早や5年半。
https://masanori-kato1972.hatenablog.com/entry/2018/04/05/120146
正直、子育てを側で実感出来ない寂しさが募る時間だ
った。
子供たちが小さい頃は毎日嫁さんの機嫌が悪かった。
「親が無くても子は育つ」
当時よく言ってた台詞は、ある意味家庭を顧みず仕事
や会などに没頭してきた私の都合が良い言い訳に過ぎ
なかった。
子供と過ごす時間が失われると、心に穴が空く。
空虚というか。孤独というか。
そんな寂しさの中、夫婦2人だけで過ごしていると、
自分の了見の狭さだけが際立ってしまう。
思い描いた幸せには程遠い、長い長い時間だった。
来年の春から娘が帰ってくることが決まった。
その事が嬉しくてしょうがない自分がいる。
ある意味太陽の様な存在だった娘が帰ってくる事を
強がっていても、渇望していた。
嫁さんはもっと、なのかもしれない。
また西条の空の下でキャッチボールが出来たら。
親として少し歳をとって、少し変わった家族の物語が
また始まろうとしている。